いわゆる「突然のおなかギュルギュル」が繰り返しおこる場合には、過敏性腸症候群の可能性があります。
過敏性腸症候群とは、大腸内視鏡(大腸カメラ)などの検査で、腫瘍や炎症といった、目に見える疾患があるわけではないのに、腹痛や排便異常(下痢・便秘・あるいはその繰り返し)が数か月以上にわたって続く状態をいいます。この疾患は、腸炎とは異なり、体重が減ったり、血便がでたり、夜間に下痢がおきたりすることはなく、生命に関わることもありませんが、人によっては日常生活に多分に支障が生じ、生活の質の低下のみならず、経済的な生産性の低下をきたす場合があります。
ひどくなると、朝の通勤電車を途中下車し、勤務先まで各駅のトイレに駆け込むという方もおられます。そして、自分がむかう先の経路の途中にあるトイレを予めチェックしないと不安だという方もおられ、全国のトイレを貸してくれそうな施設を検索するためのアプリや、今いる場所から最寄りのトイレを探し出すアプリを利用している方もいます。(つづく)
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自由が丘消化器・内視鏡クリニック
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院長 岡田 和久