医院名:自由が丘消化器・内視鏡クリニック 
住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2丁目9−6 Luz自由が丘5階 
電話番号:03-6421-2852

大腸がん

※大腸ポリープとも関連していますので、そちらも参照してください。

大腸ポリープについて

大腸がん

概要・原因

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、大まかに、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、直接がんとして発生するものがあります。
大腸がんは、男性にやや多く、40歳代から増加し始め、50歳代で顕著に増加し、高齢になるほど罹患率が高くなっていきます。 国立がん研究センターが公表した、2018年のがん罹患予測では、大腸がんは、男女合計で、第1位になっています。また2016年のがん死亡においては、男女合計第2位になっており、生命に非常に密接に関連した疾患です。
大腸がんの危険因子は、大腸ポリープとほぼ共通しており、その点は大腸ポリープの項目を参照して頂きたいのですが、加えて、欧米では一親等内に大腸がんの血縁家族の方がいると、自分の危険度が3倍近くになるというデータもあります。日本人では、約60%の大腸がんがS状結腸と直腸にがんができ、肛門に近い側の大腸が好発部位とされていますが、食生活の欧米化などにより、近年では、それよりも口側の上行結腸や横行結腸に発生する頻度が増えてきています。大腸がんは、はじめは大腸の壁の一番内側の粘膜というところに発生しますが、次第に大腸の壁に深く浸潤し、進行すると大腸の壁の外まで広がったり、腹腔内に播種したり、大腸の壁の中にある血管やリンパ管の中に入り込み、その流れに乗ってリンパ節や他臓器(肝臓、肺など)に転移したりします。

症状・治療

早期の段階では自覚症状はほとんどなく、かなり進行しなければ症状が出ることはありません。また一般的な大腸がん検診である、便潜血検査でも、早期がんの50%は見逃され、進行がんも20-30%は検知されません。
したがって、早期の大腸がんや、その前段階である腺腫性ポリープの多くは、内視鏡検査によって偶然発見されているわけですが、肛門に近い部位に発生した早期がんについては、表面が脆く出血しやすいものであれば、血便などで気が付かれる場合があります。

内視鏡による治療

大腸がんが、粘膜までか、粘膜下層の浅いところまでにとどまっていて(それほど深く浸潤していない状態)いると考えられる場合には、内視鏡による治療(ポリペクトミー、ENR、ESD)を行います。そして、切除した病理標本でリンパ管や血管の中にがんが入り込んでいなければ、治癒切除とみなせます。逆に、病理が前記した条件を満たしていない場合には、追加で腸管を切除する手術が必要となります。

当院の大腸内視鏡について

外科手術

大腸がんは進行していくと、持続的な出血によって血便、下血、貧血を起こしたり、がんによって大腸の内腔が狭くなるために便が通過障害をおこしてしまい、便秘や下痢の症状を繰り返したり、お腹が張ったりする(膨満感)症状が出てきます。このような例では、外科手術や化学療法が必要となります。
がんが更に大きくなり、通過障害が高度になると、腸閉塞となり、便が出なくなり、腹痛、嘔吐などの症状が出ます。こうなってしまうと、入院の上、緊急での処置が必要となってしまいます。

最後に

早期がんを含む大腸ポリープのほとんどは無症状であり、内視鏡検査で偶然に発見されています。
また、最もよくみられる症状である、血便、下血は、痔などの病気でもみられるため、患者さん自身が痔であると自己判断して、市販の座薬などで様子をみてしまい長期間放置される例も多くあり、そのような場合には、がんを進行させてしまっていることになります。
大腸がんの早期発見のためには、症状がない段階で、内視鏡検査を含む定期的な検診を受けると同時に、症状がでた場合には早めに受診し診察を受けることが大切です。

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