医院名:医療法人社団侑思会 自由が丘消化器・内視鏡クリニック 
住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2丁目9−6 Luz自由が丘5階 
電話番号:03-6421-2852

大腸がん

※大腸ポリープとも関連していますので、そちらも参照してください。

大腸ポリープについて

大腸がん

概要・原因

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、大まかに、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、直接がんとして発生するものがあります。

男性はおよそ11人に1人、女性はおよそ13人に1人が、一生のうちに大腸がんと診断されています

大腸がんは、男性にやや多く、40歳代から増加し始め、50歳代で顕著に増加し、高齢になるほど罹患率が高くなっていきます。2019年のがん罹患数は、男女ともに第2位、また2020年のがん死亡においては、男性第3位、女性第1位になっており、生命に非常に密接に関連した疾患です。
大腸がんの危険因子は、大腸ポリープとほぼ共通しており、その点は大腸ポリープの項目を参照して頂きたいのですが、日本でも欧米においても一親等内に大腸がんの血縁家族の方がいると、自分の危険度が3~5倍近くになり、無症状であっても40歳から54歳の間に5.6%近くに大腸がんが発見されたというデータがあります。日本人では、約60%の大腸がんがS状結腸と直腸にがんができ、肛門に近い側の大腸が好発部位とされていますが、食生活の欧米化などにより、近年ではそれよりも口側の上行結腸や横行結腸に発生する頻度が増えてきています。大腸がんは、はじめは大腸の壁の一番内側の粘膜というところに発生しますが、次第に大腸の壁に深く浸潤し、進行すると大腸の壁の外まで広がったり、腹腔内に播種したり、大腸の壁の中にある血管やリンパ管の中に入り込み、その流れに乗ってリンパ節や他臓器(肝臓、肺など)に転移したりします。

症状

早期の段階では自覚症状はほとんどなく、かなり進行しなければ症状が出ることはありません。また一般的な大腸がん検診である、便潜血検査でも、早期がんの50%は見逃され、進行がんも20-30%は検知されません。
現実的には、早期の大腸がんやその前段階である腺腫性ポリープの多くは、内視鏡検査によって偶然発見されていることが多くなっています。肛門に近い部位に発生した早期がんについては、表面が脆く出血しやすいものであれば、血便などで気が付かれる場合があります。

<早期がん>

<進行がん>

治療

内視鏡による治療

大腸がんが、粘膜までか、粘膜下層の浅いところまでにとどまっている(それほど深く浸潤していない状態)と考えられる場合には、内視鏡による治療(ポリペクトミー、EMR、ESD)を行います。そして、切除した病理標本で病変が全て切除しきれていて、リンパ管や血管の中にがんが入り込んでいなければ、治癒切除とみなすことができます。逆に、病理が前記した条件を満たしていない場合には、追加で腸管を切除する手術が必要となります。

当院の大腸内視鏡について

外科手術

大腸がんは進行していくと、持続的な出血によって血便、下血、貧血がおきたり、がんによって大腸の内腔が狭くなって便が通過障害をきたすことにより、便秘や下痢の症状を繰り返したり、お腹が張ったりする(膨満感)症状が出てきます。進行した症例では、リンパ節や他臓器へ転移する(転移している)危険性があるため外科手術や化学療法が必要となります。
がんが更に大きくなって通過障害が高度になるまで気がつかれないと、便が出なくなったり、腹痛、嘔吐などの症状がでたり出る腸閉塞の状態になります。こうなってしまうと、入院の上、緊急での処置が必要となってしまいます。

最後に

早期がんを含む大腸ポリープのほとんどは無症状であり、内視鏡検査で偶然に発見されています。
また、最もよくみられる症状である、血便、下血は、痔などの病気でもみられるため、患者さん自身が痔であると自己判断して、市販の座薬などで様子をみてしまい長期間放置される例も多くあり、そのような場合には、がんを進行させてしまっていることになります。
大腸がんの早期発見のためには、症状がない段階で内視鏡検査を含む定期的な検診を受けると同時に、症状がでた場合には早めに受診し診察を受けることが大切です。

 

神経内分泌腫瘍

大腸がんとは異なりますが、特に直腸において神経内分泌腫瘍(NET)とよばれる神経内分泌細胞(ホルモンなどを分泌する機能をもった細胞)に由来する腫瘍が発生することがあります。無症状の状態で内視鏡検査により偶然に発見されることが多いのですが、全身に転移をきたすくらい進行してしまうと、腹痛、顔のほてり、喘息様の発作、右心不全などの全身症状を伴うカルチノイド症候群とよばれる病態を呈し致死的となります。内視鏡では、一般的に黄白色調の粘膜下腫瘍の形態をとります。小さいうち(10mm以下)に発見されれば内視鏡治療がなされますが転移をきたしている可能性が高い場合には外科手術が必要となります。

また、NETよりもさらに稀に、結腸には顆粒細胞腫(GCT)が発生することがあります。GCTは消化管で食道に発生することが多いのですが、大腸では深部結腸に頻度が多いとされ、外観上はNETとの区別が難しいことがありますが、生検での免疫染色で鑑別が可能です。

<直腸NET(左)、直腸GCT(右)>

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