医院名:医療法人社団侑思会 自由が丘消化器・内視鏡クリニック 
住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2丁目9−6 Luz自由が丘5階 
電話番号:03-6421-2852

大腸内視鏡(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは

当院では年間7,000件の胃と大腸の無痛内視鏡検査を行っています。大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸(一部小腸)を調べる検査のことです。内腔の観察だけではなく、疑わしい病変を生体検査(生検)して病理検査を行ったり、大腸ポリープをその場で切除することもできます(日帰り手術)。
大腸内視鏡検査は、胃の内視鏡検査とは異なり、時に一番奥の盲腸までカメラを到達させることが難しいことがあります。大腸の長さや屈曲には個人差がある上、手術後や強い炎症がおきた後には癒着で腸が他の臓器に固定されてしまうことがあるためです。そのため医師の経験や技量により患者様の苦痛の度合いに大きな違いがでてしまいます。
自由が丘消化器・内視鏡クリニックでは、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医の資格を持つ臨床経験の豊富な医師が、最新で最上位のオリンパス社製の内視鏡システムと鎮静剤・鎮痛剤、炭酸ガスなどを併用して、丁寧でありながら迅速かつ正確に、患者様の負担を可能な限り軽減した無痛検査を行っておりますので、安心してお受け頂けます。

定期的な大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で大腸がんを予防

大腸がんは、日本人のがん罹患数で総計(男女計)1位(2019年)、死亡数で総計(男女計)2位(2020年)と、最もメジャーな固形癌です。大腸がんは、早期に発見できれば、内視鏡による治療で治療することができますし、前がん病変である良性の腺腫の状態で切除すればがんの予防にもなります。しかし、腺腫や早期がんは自覚症状がほとんどないため、積極的に検査を受けなければ気がつかれることがありません。そのため、気がついた時にはかなり進行してしまっている例が多いのが実情です。

腺腫や大腸がんを早期のうちに発見し治療できるのは大腸内視鏡検査だけです。検査中に発見された腺腫や早期癌は、その場で切除する日帰り手術を行うことができます。腺腫のうちに切除しておけば、将来がん化することを予防できます。

40歳を過ぎたら、大腸内視鏡検査を受けましょう

40歳を過ぎたら、大腸内視鏡検査を受けましょう厚生労働省は、最近20年間で大腸がんによる死亡数が1.5倍に増加したことを公表しました。
大腸がんは、早期のうちに診断・治療がなされれば、100%近くの方ががんで死亡することなく助かります。つまり大腸がんは、定期的な内視鏡検査により予防できるということです。

そのため大腸内視鏡検査は、大腸がんが増加しだす年齢に到達する前の、30~40才の間に一度は受けておくことが望ましいとされています。

便潜血検査と大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

便潜血検査は2日間の便を採取し、血液の混入の有無を検査するもので、非常に簡便で安価な検査でありながら、大腸がんの早期発見に有効とされています。
便潜血検査は、便が病変を通過する際に付着する血液を検知するものですが、精度は必ずしも高くなく、確実なものではありません。たとえば早期がんの50%、進行がんの20-30%は便潜血検査が陽性とならず、見逃されてしまうとされています。当院でも、直前の便潜血検査陰性とされた方の中に大腸がんが発見された例がありました。

そのため便潜血検査で異常なしと指摘された方でも、腹部の症状や排便異常がある方は大腸内視鏡検査が推奨されており、40歳を目安に一度は受けておくことをおすすめしています。

大腸内視鏡検査でわかる疾患

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 潰瘍性大腸炎
  • 過敏性腸症候群
  • クローン病

など

増加傾向にある大腸がん

大腸がんは、近年発症率や死亡率が増加し続けています。大腸がんの発症には加齢、飲酒、喫煙、食の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされており、ほとんどは良性の大腸ポリープから発生します。そのため、良性のポリープの時点で切除することが大腸がんの予防になります。大腸ポリープや早期の大腸がんは内視鏡による切除で治療が完了しますが、大腸がんはかなり進行しないと自覚症状が現れにくいため、早期発見のためには症状のない段階で定期的な内視鏡検査を受けることが必要です。当院では、楽に、そして気軽に大腸内視鏡検査を受けて頂けるようにすることで定期的に検査を受ける方を増やし、地域の方の大腸がんの発症率や死亡率を下げることに貢献したいと考えています。不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

<大腸がん>

症状から見る検査のタイミング

  • 排便時に出血がある方
  • 便に血が混ざっている方
  • 検診(健診)で便潜血反応が陽性となった方
  • 貧血を指摘された方
  • 急激な体重減少がある方
  • おなかの調子が悪い方(腹痛、腹部膨満感など)
  • 便通異常がある方(便秘、下痢、便が細い)
  • 過去に大腸ポリープを指摘されたことがある方
  • 血縁者に大腸がんがいる方
  • 40歳以上の方で大腸内視鏡検査を受けたことがない方

当院の大腸内視鏡検査の特徴

特徴1 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・評議員による高精度な内視鏡検査

当院では年間7,000件の内視鏡検査を施行しております。当院での内視鏡検査は、がん専門病院、ハイボリュームセンターに勤務している、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・評議員の資格を有する医師が担当しており、安全で高精度な検査をお受け頂けます。

院長の大腸内視鏡検査の経験症例数は約30,000件で、盲腸までの平均到達時間は2分20秒(中央値は1分台)となっています。当院では20~50代の方や、健康意識の高い検診リピーターの方の割合が高くなっていますが、治療が必要なポリープが発見される方は検査全体の60%前後にいらっしゃいます。

 

特徴2 お腹の張りを抑えた大腸内視鏡検査

特徴2、お腹の張りを抑えた大腸内視鏡大腸の中を観察する際には、小さなポリープなどの微細な病変を見逃さないように、大腸の中を空気で膨らませる必要がありますが、当院では炭酸ガスを採用しておりますので、検査後におなかが張りにくく、苦痛がない状態でお受け頂けます。

特徴3 鎮静剤を使用した苦しくない無痛の内視鏡検査

直腸から盲腸までの最短経路を、内視鏡の軸に一致させるようにしながら、大腸のヒダを折りたたんで腸管を短縮し内視鏡を挿入する、軸保持法を採用しています。
加えて、患者さんひとりひとりにあった、鎮静剤・鎮痛剤(静脈麻酔)の量を考慮することにより、ほぼ無痛の状態で検査・治療をお受け頂けます。

特徴4 最新最上位モデルの内視鏡システムを導入

世界的に評価の高いオリンパス社製の最新内視鏡『EVIS X1』を導入しています。内視鏡と観察するためのモニターは4K対応デジタルハイビジョンですから、精度の高い検査をお受け頂けます。

NBI拡大観察

がんは、増殖するために毛細血管を周囲に作ったり集めたりして、自分自身へ栄養を引き込もうとします。NBIは、そのような微小な血管を検知するための観察装置で、通常観察では発見するのが難しい初期の病変でも、NBIを使用することにより、病変の軽微な変化をとらえることができるようになるため、「がん」または「前がん病変」をごく早いうちに検知・発見することが可能になります。
NBIはこれまで、扁平上皮領域(咽頭や食道)のがんの早期発見に有用であり、その点が特に注目されてきましたが、近年は装置の改善がなされ、通常観察において明度の向上が得られたことから、胃、大腸病変の早期発見にも有用であることが報告され、実際にそのように経験されます。
加えて、病変を80倍程度に拡大し、微小構造や微小血管を観察することで、腫瘍か非腫瘍かの鑑別に役立ち、より正確な診断、治療を行うことができます。

ワイドアングル

見える範囲を広くしたことで、死角となっていた部分が減少し、見落としをしにくい設計になっています。観察可能な視野角が前方140度から170度になっているため、大腸粘膜のヒダに隠れた部分もしっかり観察することができます。

ハイビジョン

内視鏡スコープの先端には、ハイビジョン対応CCDの高精細なカメラがついています。これにより精度の高い診断を短時間に行うことができます。

特徴5 感染症に配慮した安心で衛生的な検査

自由が丘消化器・内視鏡クリニックでは、処置具を全て超音波洗浄機とオートクレーブによりしっかり滅菌しています。学会が定めたガイドラインに沿った消毒衛生管理をしておりますので、安心してお受け頂けます。また、必要に応じてディスポーザブル製品(1回切りの使い捨て)も使用しております。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ

大腸内視鏡検査は腸内を内視鏡で直接観察する検査ですので、下剤により腸の中をきれいにする必要があります。
検査時間は通常10~15分程度ですが、腸の長さや状態により個人差があります。
ポリープ切除をする場合は、ポリープの数や大きさにより、上記検査時間よりも15~30分程度長くかかる場合もあります。大腸内視鏡検査の流れは次の通りです。

Step1検査予約

検査予約大腸内視鏡検査をご希望の場合は、基本的に、事前に外来を受診して頂きます。
2~3年以内に大腸内視鏡(大腸カメラ)をお受けになったことがある方で、遠方の方については、お電話のみの予約も可能ですのでご相談ください。
検査前には、服用中のお薬を確認させて頂く必要があります(お薬手帳をお持ちの方は持参ください)。
血液をサラサラにする薬を内服されている方は、必要に応じて検査数日前より休薬して頂くことがあります。

Step2検査前日

検査前日食事は、検査食を食べて頂くか、消化が良く大腸に残りにくい食事を摂取して頂きます。
夕食は21時までにお済ませください。
夕食後から就寝前にかけて、粒(もしくは液体)の下剤を内服して頂きます。
水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
検査に備えて早めに就寝しましょう。

Step3検査当日

検査当日

  • 常用している薬は検査予約時の指示通り服用してください。
  • 糖尿病の方は、検査当日の朝の薬は服用しないでください。
  • お水、お茶、スポーツドリンクは摂取可能です。
  • ご自宅で、洗浄液を1~2L飲んで頂きます。5~10回の排便により、便の性状が透明で黄色の水様になれば大丈夫です。(※全身状態などにより、院内での内服をお願いすることがあります)
  • 指定された時間までに来院し、診察券・同意書を提出し、受付をしてください。
  • 排便状態・性状などの確認をします。必要に応じて洗浄液の追加内服や、浣腸の処置が必要となります。

Step4検査

  • 検査着に着替えます(貴金属類は外してください)。
  • ストレッチャーに横になり点滴をしながら鎮静剤と鎮痛剤を注射し、リラックスした状態で検査を行います。
  • 検査を実施します(所要時間は観察のみの場合10~15分程度です)。

Step5検査後

検査後

  • 検査終了後はリカバリールームで30~1時間程度休んで頂きます。回復後、医師より検査結果の説明があります。
  • 検査後、車や自転車の運転はできません。

検査費用

1割負担 3割負担
初診(感染症採血含む) 約700円 約2000円
大腸内視鏡(大腸カメラ)検査のみ 約2,500円 約7,500円
大腸内視鏡検査+組織検査 約3,000~5,000円 10,000~16,000円
大腸内視鏡検査+ポリープ切除 約7,000~10,000円 約20,000~30,000円

※組織検査やポリープ切除は、部位の数により費用が変わります。
※短期滞在手術等基本料1が別に加算されます。

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