肛門周囲膿瘍の多くは、皮下に膿のトンネルである二次孔を形成しますが、
膿瘍(瘻管)が歯状線より上方(深部)の括約筋間に膿瘍が広がっていくタイプのものが7%程度にあり(高位筋間痔瘻IIH)、
このタイプでは肛門周囲からは膿が出ず、肛門の奥深くの不愉快な感じや熱が続いたりなどの症状を呈します。
また肛門周囲の皮下に所見がない上に、一度の肛門指診では診断がつかない場合もあります。
以下の症例は、高位筋間膿瘍が直腸内に瘻孔を形成した症例です。
内視鏡で膿瘍の2か所から排膿しているのが視認できます。
瘻孔を形成すると、無症状で、採血上も炎症が検知できない場合があります。
目黒区、世田谷区、大田区、川崎市の胃内視鏡(胃カメラ)、大腸内視鏡(大腸カメラ)
自由が丘消化器・内視鏡クリニック
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院長 岡田 和久