医院名:医療法人社団侑思会 自由が丘消化器・内視鏡クリニック 
住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2丁目9−6 Luz自由が丘5階 
電話番号:03-6421-2852

医療情報

2021.05.22

骨盤内神経鞘腫(大腸内視鏡/大腸カメラ)

大腸検査では内腔の粘膜異常だけでなく、場合により腹腔内、骨盤内からの異常な圧排所見を観察できる場合があります。

一見しただけでは、粘膜下腫瘍か壁外圧排かは判別が難しい場合もありますが、CTや超音波内視鏡検査などで鑑別が可能です。

以下は当院で経験された、稀な骨盤内の神経鞘腫です。直腸とS状結腸の壁外圧排所見で発見されました。

2021.05.10

十二指腸腺腫⑥(胃内視鏡/胃カメラ)

十二指腸には腺腫、癌の他にも、非腫瘍の良性ポリープが発生し、

異所性胃粘膜、Brunner腺過形成、過誤腫,胃腺窩上皮過形成性ポリープ,Peutz-Jeghers型ポリープなどがあります。

非腫瘍性であっても、サイズが大きい場合などでは、出血や腸重責などをきたす場合があり治療対象となります。

以下は当院で経験された、50mm大の十二指腸過誤腫の症例です。

院長 岡田和久

2021.04.26

十二指腸腺腫⑤(胃内視鏡/胃カメラ)

非乳頭部十二指腸腺腫は稀な腫瘍で、症状がないため検診等で発見される例がほとんどです。

進行した症例では外科手術になるため、早期発見で小さな腺腫のうちに治療することが望ましいのですが、内視鏡治療でも危険な合併症が生じることがあるため、治療は症例を集積しているセンター化された病院をおすすめしています。

以下は当院検診で発見された非乳頭部十二指腸腺腫です。

監修 院長 岡田 和久

2021.04.20

十二指腸乳頭腺腫①(胃内視鏡/胃カメラ)

 

胆管が十二指腸に開口し繋がる部分を十二指腸乳頭部といい、同部に発生する腫瘍を十二指腸乳頭部腫瘍といいます。

比較的珍しい腫瘍ですが、主には前癌病変である良性の腺腫と、癌があります。

乳頭腺腫では、表面より深部ほど異型が強いという病理組織学的特徴があるため、 生検で中等度から高度異型の腺腫と診断されても、括切除した検体の最終病理組織診断で腺腫内癌と診断されるケースもあり、術前診断が難しい場合があります。

腺腫および腺腫内癌は、適切に乳頭切除術が施行されれば予後は良好です。

以下は当院で経験された乳頭腺腫です。

院長 岡田和久

2021.04.13

ラズベリー型胃癌③(胃内視鏡/胃カメラ)

胃のラズベリー型腫瘍は、低異型度の腺窩上皮型腫瘍です。ピロリ未感染の胃底腺領域に発生し、強い発赤や表面が顆粒状、絨毛状、脳回状であることが特徴です。

以下も当院で経験されたラズベリー型胃癌の例です。

 

院長 岡田和久

2021.03.17

クローン病③(大腸内視鏡/大腸カメラ)

クローン病については、以下もご参照ください。

クローン病①(大腸内視鏡/大腸カメラ)

クローン病の内視鏡所見では、縦走潰瘍や敷石状外観といった所見の他、瘻孔(管腔臓器間等に生じる異常な接続)を形成する場合があります。

瘻孔、痔ろうなどの瘻孔に対しては、抗TNFα抗体製剤などの生物学的製剤の治療選択肢があり、手術を回避できるようになってきています。

以下はクローン病でS状結腸に瘻孔を形成した症例です。

院長 岡田和久

2021.03.10

直腸粘膜脱症候群➁(大腸内視鏡/大腸カメラ)

以下は直腸の平坦型MPSの症例です。

病理でMPSに特徴的な粘膜固有層の平滑筋繊維と線維増生が認められました。

院長 岡田和久

2021.03.03

直腸粘膜脱症候群①(大腸内視鏡/大腸カメラ)

粘膜脱症候群とは、排便時間が長かったり、排便時にいきんでしまう習慣などが契機となって、直腸粘膜の形態変化を引き起こし、組織学的に線維筋症を認める疾患をいいます。

内視鏡の所見では、潰瘍型、平坦型、隆起型などに分類され、外観は多彩です。

前記した排便習慣の改善が治療となりますが、効果に乏しい場合には内視鏡的処置が行われる場合があります。

以下は隆起型MPSの症例です。

院長 岡田和久

2021.02.24

薬剤性潰瘍➁(胃内視鏡/胃カメラ)

痛み止めを連用している方の、心窩部(みぞおち)付近の痛みでは、薬剤性の胃・十二指腸粘膜障害を考慮する必要があります。

病変は胃幽門前庭部(胃の出口付近)に好発し、多発する傾向があるとされています。

以下はロキソプロフェン連用による、胃粘膜障害の症例です。

院長 岡田和久

2021.02.16

自己免疫性胃炎④(胃内視鏡/胃カメラ)

自己免疫性胃炎の特徴的な内視鏡所見は、胃底腺領域(胃体部と胃底部)に萎縮がみられるも、胃幽門前庭部に萎縮が認められないことです。

貧血や甲状腺機能異常を合併したり、慢性炎症のため胃癌が発生しやすいとされていますが、発見時には自覚症状がない方がほとんどです。

以下は検診での症例です。

院長 岡田和久

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